2019.05.30

まかないご飯に酔いしれる

2019.05.30

Rettyのデート担当者といくまかないご飯~エルバ ダ ナカヒガシ/erba da nakahigashi~のまかない飯

西麻布の外苑西通りから少し小道に入ったところにある大人の隠れ家。
イタリアのトスカーナ地方で修行を積み、大阪の一流ホテルで活躍した中東シェフ。日本全国の農家さんから美味しい野菜を直接仕入れ、その旨味を余すところなく活かす独創的なイタリアンのお店です。



まかないご飯 FILE 004
提供店舗:エルバ ダ ナカヒガシ (erba da nakahigashi)

アンチョビトマトの卵黄和えパスタ ストファート

入り口から地下に降りていくと全20席ほどの高級感あふれる雰囲気の店内が広がっています。
桶のワインクーラーや食器など、和のお洒落テイストがいたるところに散りばめられています。




今回のまかないご飯を作っていただけるのは、大阪の一流ホテル時代からの中東さんの一番弟子 一瀬拓也さん。
休みの日でも毎日料理を作るという生粋の料理好きで、中でも小さい頃からパスタが大好きだそうです。
まかないご飯で作る料理は、常にアンテナを張っているなかで、新しい料理を目にした時や、お風呂に入っている時に思い付くそうです。



そんな一瀬さんに今回作っていただける、まかないご飯はパスタのようです。
既に美味しそうな香りが漂っています。



【Sous Chef 一瀬拓也さん】:今回のまかないご飯は、「アンチョビトマトの卵黄和えパスタ」と「ストファート」です。パスタの方は、まずアンチョビを炒めて牛肉とトマトソースを入れて、アンチョビのツンとした味を柔らかくしてあげるために卵黄を加えます。最後にチーズでそれらをつなぎます。

ストファートは、ストーブという鍋で作るところから来ています。ストーブという鍋で、密封状態になり、蒸気が出ずに戻ってくることでうまみが閉じこまるんですよ。
今では、一般家庭でも見られる機材になりましたけど、昔はフランスや、イタリアでは日曜日になるとお母さんが食材を詰めてパン屋さん預けるんですよ。パン屋さんって「フォルノ」ってイタリア語ではオーブンっていう意味なんです。
町にあるオーブンやさんにパン種とか食材などを詰めて持っていくんです。なんで日曜日かといいうと朝に預けて、そのあとミサに行くんです。その後弱火でじっくり2時間くらい火が入ったものを持って帰ってランチするという習慣があって、そのための機材なんです。だから、弱火でじっくり火が通るように、厚手で、密閉率が高いようにふたも重くして形もピシってしてるんですよね。
だから、まかないにおいても食材を放り込んで火をかけておいたらできるんで、手間がかからないんですよ!



アンチョビトマトの卵黄和えパスタ


ストファート




【Retty 稲葉和沙さん】:パスタは、クリーミーかと思ったけど、トマトとかたぶんアンチョビが効いててさっぱりしてる!
いくらでも食べれそう!本当に美味しくてこんなの毎日食べれたら幸せだなぁ
ストファートの方は、シンプルな味付けで、ジャガイモや唐辛子の旨味がとても引き出されてる!
こんな小さいジャガイモもあるんですね!



【Chef 中東 俊文さん】:これは本来もっと大きくなる品種のジャガイモなんですよ。
食材って人間の都合で、美味しい、まずい、高い、安い、って決まっていきますけど、安いものや、タダのものでもおいしいものっていっぱいあるんですよね。
間引き大根なども一昔前までは農家さんも捨てたんですよ。
それを料理人が間引き大根を炊いたものを出すようになって、「こんなものでも食べれるんや!」「こんなものでも売れるんや!」って農家さんも卸もなるんですよね。
料理人はその架け橋になって、初めて本望やなって思ってます。



これ、全部私が食べちゃっていいですか?



美味しい~~~~~~~~っ!!
Rettyでデート担当をされて、目や舌が肥えている稲葉さんが、こんなにも笑顔を見せてくれるということは、恋人をディナーで連れてきたら喜んでくれること間違いないでしょう。



ごちそうさまでした!




店舗詳細

店名 エルバ ダ ナカヒガシ (erba da nakahigashi)
ウェブサイト http://www.erbadanakahigashi.com/
ジャンル イタリアン
オススメのアクセス方法 東京メトロ日比谷線「広尾駅」徒歩9分
東京メトロ日比谷線「六本木駅」徒歩12分
都営大江戸線「六本木駅」徒歩15分
広尾駅から639m