コンスタンはベンゾジアゼピン系に属する抗不安薬で、アルプラゾラムと呼ばれる有効成分を含んでいます。ベンゾジアゼピン系の薬は、中枢神経(脳)の神経細胞にあるGABA受容体に作用して、γ-アミノ酪酸(GABA)と呼ばれる神経伝達物質の働きを強め、睡眠導入(催眠)作用、抗不安作用、筋弛緩 … ソラナックスにはアルプラゾラムが0.4mgと0.8mg入ったタイプが存在します。 アルプラゾラムはベンゾジアゼピン系(BZ系)と呼ばれる薬です。 ベンゾジアゼピン系薬剤は脳内のGABA(ギャバ)の機能を賦活化させることで効果を発揮します。GABAとは、ガンマアミノ酪酸といわれ、脳内の抑制系神経伝達物質と呼ばれます。 アルプラゾラムが脳内にあるベンゾジアゼピン受容体に結合すると、GABAがGABA受容体に結合しや … 川崎市の内科・心療内科・精神科 抗不安薬とは不安感を和らげるお薬で、「安定剤」「精神安定剤」ともいいます。, コンスタンは不安をおさえる作用もそれなりに実感しやすく、即効性もあり、ふらつきなどの副作用も多くはありません。, ※なお「コンスタン」は武田薬品工業株式会社が販売していますが、ファイザー株式会社が販売している「ソラナックス」と同じアルプラゾラムが主成分のお薬で、効果・副作用も同等です。そのため、この記事の内容も「ソラナックス」の記事と同様です。, 不安をおさえる効果を持つお薬は、俗に安定剤などといわれていますが正式には抗不安薬こうふあんやくといいます。, コンスタンに限らずベンゾジアゼピン系抗不安薬には不安を取る作用以外に、筋弛緩作用(筋肉の緊張をほぐす)、催眠作用(眠くする)、抗けいれん作用(けいれんを抑える)という複数の効果を持っています。, コンスタンは抗不安作用もありつつ、ふらつきなど副作用を起こしにくくバランスの取れた抗不安薬なのです。, 特段大きなデメリットはありませんが、中には依存形成がやや多めとする報告もあります。 喘息自体はアレルギー疾患ですが、ストレスで喘息発作を起こすようになったりするのもまた心身症です。, 実際には、心身症だからコンスタンを出すというよりは単純に様々な不安感に対して処方されることが多いでしょう。, ストレスで不安感が強くなったり、気分の落ち込みが出てきたり、緊張が取れなくなってしまう場合などです。, 疾患で言えば、パニック障害や社交不安障害などの不安障害、強迫性障害などの疾患に用いることがあります。, また、うつ病や統合失調症などで不安が強い場合も抗うつ薬や抗精神病薬とともに補助的に使用されます。, コンスタンはそれなりの不安をおさえる強さと効果時間の長さがありデメリットが少ないというバランスのとれたお薬ですので、不安、緊張がある方で不安をおさえる薬物が必要な方に向いています。, 最初にコンスタンを飲んでみて、弱すぎればもう一段階強い抗不安薬へ、強すぎればもう一段階弱い抗不安薬へなど、様子をみるのにも適しています。, また筋弛緩作用(筋肉の収縮をおさえる作用)が弱いことから、別の安定剤でふらつきが出て困る方にとっても選択する余地があるでしょう。, 飲んでから血中濃度が最大になるまでは約2時間とされていますが、実際効果を実感するのにはそこまでかからず、約30分以内で効果を感じられますので即効性にも優れます。, そのため不安なイベントや緊張するイベントの前に飲むといった頓服的な使い方もできます。, 半減期とは、おくすりの血中濃度が半分になるまでにかかる時間のことで、おくすりの作用時間とある程度相関するため、作用時間の目安として使われています。, 1日を通して不安を抑えたい場合は、半減期が14時間ですので、1日1回の服薬では不十分ということになります。 ですから、くすりをのんで6~8時間経ち、血中濃度が下がり、効果がなくなる前に次の回のくすりを服用する必要があります。1日1回服用のくすりなら約1日、また週1回服用のくすりなら約7日間、効果は … あがり症や対人恐怖症などの精神的な悩みに対して処方される抗不安薬の一つにコンスタンと呼ばれる薬があります。 飲んでから血中濃度が最大になるまでは約2時間とされていますが、実際効果を実感するのにはそこまでかからず、約30分以内で効果を感じられますので即効性にも優れます。 今回の記事ではコンスタンの特徴について解説するとともに、そのジェネリック医薬品であるアルプラゾラム錠についてもコンスタンとの比較という観点から解説しています。少しでも薬代を安くしたい方、ジェネリック医薬品に対して不安や疑問をお持ちの方、ジェネリック医薬品への変更を検討している方などはぜひご覧いただきたいと思います。, コンスタンはベンゾジアゼピン系に属する抗不安薬で、アルプラゾラムと呼ばれる有効成分を含んでいます。ベンゾジアゼピン系の薬は、中枢神経(脳)の神経細胞にあるGABA受容体に作用して、γ-アミノ酪酸(GABA)と呼ばれる神経伝達物質の働きを強め、睡眠導入(催眠)作用、抗不安作用、筋弛緩作用などをもたらします。, コンスタンにもこうした作用が認められるため、不安・緊張・抑うつ・睡眠障害などの改善を目的として処方されています。, ベンゾジアゼピン系の薬は作用時間の違いによって、短時間型、中時間型、長時間型、超長時間に分けられますが、コンスタンはこのうちの中時間型に分類されます。コンスタンの作用時間は12~24時間程度であり、比較的長い時間に渡って安定した抗不安作用や催眠作用を得ることができます。, コンスタンの主な副作用は、眠気、ふらつき、めまい、だるさ、頭痛、倦怠感などです。また、稀に生じる重大な副作用として、薬物依存、痙攣発作やせん妄などの離脱症状、刺激興奮、錯乱、アナフィラキシー、肝機能障害、黄疸などがあります。眠気やふらつきなどは服用初期に現れやすい副作用ですが、服用を続けて行くうちに治まることも多いです。, ただし、こうした症状がいつまでも続くようであれば、薬が合っていない可能性もあるので、処方医や薬剤師に相談するようにしましょう。, 中枢神経(脳)のベンゾジアゼピン受容体にはω1とω2の2種類があり、ω1は鎮静作用や催眠作用を、ω2は抗不安作用や筋弛緩作用をもたらします。コンスタンは抗不安薬のため、これらの受容体のうち、主にω2に作用します。ただし、コンスタンはω2受容体に対する選択性が高いものの、ω1受容体に対してもわずかながら作用を有しています。, このため、コンスタンを服用するとω1受容体の作用によって眠気が引き起こされる可能性があります。眠気が出る程度には個人差がありますが、初めて服用される場合は特に注意を払う必要があるでしょう。また、コンスタンはこうした理由から、服用後に車を運転したり機械の操作をしたりすることが禁止されていますので注意してください。, コンスタンを長期に渡って服用する場合は依存に対する注意が必要です。依存には、薬が無くなると心が落ち着かなくなる精神依存と、身体的なバランスが崩れて体調不良に陥る身体依存の2つがありますが、コンスタンではどちらの依存も発症する可能性があります。, また、コンスタンを飲み続けると身体がコンスタンの作用に慣れてしまい、今までと同じ量を服用しても効果が現れなくなる可能性もあります(耐性の形成)。コンスタンを長期服用する場合はこうした依存や耐性に注意を払い、気になる点や不安な点がある場合は医師や薬剤師に相談するようにしましょう。, コンスタンには併用に注意が必要な薬がいくつか存在します。まず、インジナビル(商品名:クリキシバン)などの抗HIV薬とコンスタンを併用すると、コンスタンの作用が強まって過度の鎮静や呼吸抑制を起こすおそれがあるため、併用禁忌とされています。あまり処方される薬ではありませんが、コンスタンを服用中の方は念のため頭に入れておきましょう。, また、コンスタンは、向精神薬など中枢神経を抑制する働きのある薬と一緒に服用すると眠気などが強く現れる可能性があるので十分に注意してください。これ以外にも、各種中枢神経抑制剤、イトラコナゾール、フルボキサミンマレイン酸塩、シメチジン、イミプラミン、デシプラミン、カルバマゼピン、ジゴキシンなどの薬もコンスタンとの併用には注意が必要とされています。現在、服用中の薬がある方は医師や薬剤師に薬の名前を伝え、コンスタンと一緒に服用できるかどうかを確認してもらいましょう。, コンスタンの添付文書(製薬会社が作成した薬の説明書)には、コンスタンとお酒を併用すると「眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある」と記されています。このようにコンスタンとお酒の併用は危険であり、思わぬ事故につながる恐れがあります。また、コンスタンとお酒を併用すると依存を生じやすくなるとも言われており、精神的にも悪影響を及ぼす可能性があるので、お酒との併用は避けるようにしましょう。, コンスタンを長期に渡って服用されている方が急に服用を中止すると、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状が現れる可能性があります。このような離脱症状は中時間型や長時間型のベンゾジアゼピン系の薬で起こしやすいとされているため、コンスタンについても注意が必要になります。服用を中止するときは体を慣らしながら少しずつ服用量を減らしていく必要があるため、自己判断で服用を中止せずに、医師の指示を仰ぐようにしてください。, コンスタンは武田薬品工業から発売されており、コンスタン0.4mg錠とコンスタン0.8mg錠の2種類の規格があります。薬価(1錠当たりの薬の値段)は2019年7月時点では、コンスタン0.4mg錠が8円、コンスタン0.8mg錠が13円に設定されています。また、コンスタンはそれぞれの規格に対して以下のジェネリック医薬品が発売されています。, このように、コンスタンのジェネリック医薬品の薬価は横並びになっており、メーカー間では違いはありません。それではコンスタンをジェネリック医薬品に変更するとどのくらいお値段が安くなるのでしょうか?コンスタン0.4mgを1日3錠服用している方で、自己負担割合が3割の場合は一か月分の薬代は8円×3錠×30日×0.3=216円となります。これをジェネリック医薬品にすると、薬代は5.6円×3錠×30日×0.3=151円となるため、65円ほど安くなる計算になります。コンスタンは古い薬で先発品自体の薬価が安いため、ジェネリックに変更してもそれほど薬代は変わりませんが、薬価の高い薬ほどジェネリックに変更したときの値段の下げ幅は大きくなります。, コンスタンのジェネリック医薬品は沢井製薬株式会社、東和薬品株式会社、共和薬品工業株式会社の3社から発売されていますが、どれも薬価は同じであるため、これら3つにおける差は無いと考えて良いでしょう。当然のことながらどのメーカーの薬も先発品と同じ有効成分のアルプラゾラムを同量含んでいるため効き目には違いがないと考えられます。, 錠剤の大きさや重さにはメーカー間でわずかな違いがありますが、服用するうえではいずれも大差が無いといえるでしょう。このため、ジェネリック医薬品を希望する場合は、処方箋を持参した薬局に在庫のあるメーカーのものにしてもらえば問題ないでしょう。, 現在は医療費抑制の観点から国が主体となってジェネリック医薬品の使用を推奨する流れとなっています。このため、何らかの事情により医師が先発医薬品を指定する場合を除いて、患者さんの希望によりコンスタンをジェネリック医薬品に変更調剤してもらうことができます。ただし、コンスタンが処方された際に、処方箋の変更不可欄に医師によるチェック(☑)が記載されている場合は原則としてジェネリック医薬品に変更することはできません。, このような処方箋を発行された患者さんは診察時に医師にジェネリック変更について相談してみてください。また、医師に直接聞きづらいという人は、調剤薬局で薬剤師に相談すれば、その場で薬剤師が処方医に電話連絡して処方医の許可が出ればジェネリックに変更調剤してもらうことができます。, ジェネリック医薬品を希望することを毎回医療機関や薬局で伝えるのが面倒という方には、「ジェネリック医薬品希望カード」の活用をお勧めします。これは、日本ジェネリック製薬協会、協会けんぽ、市町村の国民健康保険などの各種団体が発行しているカードで、カードの表に「ジェネリック医薬品を希望します」と大きな文字で印刷されています。このカードを健康保険証、診察券、お薬手帳などと一緒に携帯し、病院や薬局の受付時に提示することで、常にこちらの希望を伝えることができます。, ジェネリック医薬品(後発医薬品)と聞くと、先発医薬品と比べて質が劣る粗悪品というイメージを持たれているかたもいらっしゃいます。しかし、こうした考え方はすでに過去のものであり、現代のジェネリック医薬品には当てはまりません。ジェネリック医薬品は承認審査にあたって、安定性や先発品との生物学的同等性を証明するための厳しい試験をクリアしており、先発品と変わらない効果を有することが科学的に確認されています。近年は自己負担や国民医療費の抑制に向けて、厚生労働省が率先してジェネリック医薬品の使用を推奨していることからも、ジェネリック医薬品は先発医薬品と同様に安心して使用することができると言えます。ただし、一部の外用薬(貼り薬や塗り薬など)では、先発品とジェネリック医薬品とで使用感に差が生じる場合もあります(お薬の効果は変わりません)。このため、外用薬をジェネリックに変更する際には薬剤師に相談すると良いかもしれません。, Copyright © 2020 株式会社くすりの窓口 All Rights Reserved., くすりの窓口は、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。, ドラッグストア、調剤薬局での勤務経験があるため、OTC医薬品、処方箋医薬品、サプリメントなど幅広い知識があります。薬剤師としての実務経験を活かし、皆様にお薬の知識を分かり易くお伝えしていきたいです。. if (d.getElementById(id)) return; Copyright © 赤羽南口メンタルクリニック【精神科/心療内科】. コンスタンは数十年前に発売された長い歴史を持つ薬のため、各メーカーからも同じ有効成分を含むジェネリック医薬品が発売されています。 コンスタン錠(一般名:アルプラゾラム)は1984年に発売された抗不安薬です。 そのため、最低でも1日2回(朝食後と夕食後など)の服薬をすることが良いことが分かります。, 添付文書には「1日3回に分けて服薬する」と書かれていますが、半減期が14時間であることをふまえると1日2回でも問題ありません。, 半減期はあくまでも目安で、実際は個人差がありますので、1日2回投与で不十分さを感じるのであれば、1日3回に投与回数を増やして使用します。, 服薬してから2時間ほどで血中濃度が最高値になり、半減期は約14時間ですので半日は効果があるということになります。, 頓服とんぷくとは、症状が出た時や出そうになった時だけ、必要時にワンポイントでお薬を服薬することをいいます。, つまり「不安症状が強くでたとき」「不安発作がでそうなとき」「緊張が強いとき」にコンスタンを頓服することになります。, 先ほども説明した通り、コンスタンは内服してから約2時間で血中濃度が最大になり、約14時間で半減期を迎え、効果が消失していきます。, 血中濃度が最大になるのは2時間後ですが実際にはその前に不安は軽減されていきます。 2017年4月より、川崎市の元住吉にて元住吉こころみクリニックを開院しました。内科医3名、精神科医4名で協力して診療をしています。所属医師で協力して、記事を書いています。. All Rights Reserved. (function(d, s, id) { js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.8&appId=620140111458052"; ソラナックスは適度な抗不安作用(不安を落ち着ける作用)を持ち、副作用も多くはありませんが、し... ソラナックスによる日中の眠気とその対策、0.4mgでも眠気は起こり得るので半錠に減らしたり飲む時間を変えるなどは有効です。, ソラナックス(アルプラゾラム)の副作用||認知症のリスクも上がる!?さらに添付文書上でも副作用はこんなに!, セロトニン症候群はレクサプロなど最近の抗うつ剤でも生じるセロトニンが急激に高まることで起こる危険な状態です, コンスタン錠の効果と強さ、半減期について。これらを理解してコンスタンを頓服で使用する方法を解説します。. コンスタンの半減期と効果時間(作用時間) コンスタンは、効果と副作用のバランスのよい抗不安薬です。不安感や緊張感がある時によく使われるお薬です。コンスタンの作用時間は、半減期から考えることができます。 コンスタンは最高血中濃度到達時間が2時間、半減期が14時間で […] だいたい内服後15-30分ほどで効いてくることが多いでしょう。, 1.2mg以上を頓服すると眠気やふらつきが強くなる可能性があるため、注意が必要です。, 頓服の使用メリットは、毎日定期で服用するわけでなければ依存のリスクを抑えることが可能です。, コンスタンに限らず、ほとんどの抗不安薬はベンゾジアゼピン系に属します。ベンゾジアゼピン系はGABA受容体ギャバじゅようたいという部位に作用することで、先ほど説明した4つの効果(抗不安作用、催眠作用、筋弛緩作用、抗けいれん作用)を発揮します。, ベンゾジアゼピン系のうち抗不安作用が特に強いものが「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」になり、コンスタンもそのひとつです。, ちなみに睡眠薬にもベンゾジアゼピン系がありますが、これはベンゾジアゼピン系のうち、催眠作用が特に強いもののことです。, ベンゾジアゼピン系のお薬は不安をおさえる作用が強いものは安定剤(抗不安薬)として、眠気を強くもたらすものは睡眠薬として使用されます。, コンスタンは不安をおさえる作用が中等度あり、眠気をもたらす作用は弱めですので安定剤として使われますが、睡眠薬としては効果を実感しづらいでしょう。, 〒115-0044 元住吉こころみクリニックが運営するメディカルサイトです, コンスタンは、1984年に発売されたベンゾジアゼピン系抗不安薬です。同一成分のお薬として、ソラナックスも発売されています。, 抗不安薬は安定剤とも呼ばれたりしますが、不安感や緊張感を和らげてくれるお薬です。リラックスするお薬なので、眠気やふらつきなどの副作用には注意をしなければいけません。, コンスタンの特徴は、効果と副作用のバランスがとれていることです。即効性もあって効果も期待でき、そのわりに副作用は少ないです。, ここでは、コンスタン錠の効果について詳しくみていきたいと思います。他の抗不安薬とも比較しながら、どのような方にコンスタンが向いているのかを考えていきましょう。, コンスタンの効果はどのようにしてでてくるのでしょうか?ここでは簡潔にご説明していきたいと思います。, コンスタンはベンゾジアゼピン受容体に作用します。これによってGABAの働きを強めて脳の活動を抑えることで効果を発揮します。, 「GABAってなんか聞いたことあるぞ?」って方もいらっしゃるかもしれません。リラックスする物質として、GABA入りのチョコレートなどが流行っていましたね。GABAは脳の中での情報の受け渡しに関係していて、神経伝達物質とよばれます。リラックスすると言われている通り、脳の神経細胞の活動を抑える作用があります。, コンスタンがベンゾジアゼピン受容体にくっつくと、GABAがGABA受容体にくっつきやすくなります。GABAが脳内で作用すると、脳の活動が抑えられて不安感や緊張感が和らぐのです。, もう少し詳しくみると、ベンゾジアゼピン受容体にはω1とω2の2種類があります。コンスタンがω1受容体に作用すると、催眠作用や抗けいれん作用が認められます。ω2受容体に作用すると、抗不安作用と筋弛緩作用が認められます。, コンスタンは、脳の活動を抑えることで落ち着かせてくれるお薬です。4つの作用の強さは、, となっています。これをふまえて、コンスタンの特徴をメリットとデメリットに分けてみていきましょう。, 不安感や緊張が強いと、失敗が増えてしまうことが多いです。そうすると苦手意識ができてしまって、ますます不安が強くなるという悪循環が続いてしまいます。, コンスタンは抗不安作用がしっかりとしているので、この悪循環をとめる効果が期待できます。抗不安作用としては、デパスやレキソタンなどには劣りますが、「普通~やや強い」抗不安効果が期待できます。即効性もあるので、薬を飲んだ直後から効果が期待できます。不安に対してはSSRIなどの抗うつ剤も効果がありますが、効果が出てくるのが遅いので時間がかかってしまいます。, コンスタンには抗不安作用だけでなく、催眠作用や筋弛緩作用があります。筋弛緩作用が弱いので、ふらつきの副作用は少ないです。催眠作用もありますが「中」くらいですので、積極的に睡眠薬として使うことはありません。不安が強くて寝付けない方は、コンスタンを睡眠薬がわりに使うこともあります。, コンスタンには催眠作用があります。不安感や緊張が強い時は眠気を感じることは少ないかと思います。薬をのんで気持ちが落ち着くと、急に眠気が強く出てくることがあります。コンスタンは効果がしばらく持続するので注意してください。, コンスタンでは依存性も中程度のお薬です。最初はしっかりと効いてくれるのですが、だんだんと薬が身体に慣れてしまいます。徐々に同じ量では効果が出なくなってしまい、薬がドンドンと増えてしまうこともあります。また、「もう大丈夫だろう」と薬を減らしていく時に、身体がビックリしてしまって離脱症状がでてくることがあります。漫然と使うことは避けましょう。, コンスタンでは、睡眠の質を落としてしまう傾向にあります。レム睡眠やノンレムの深い睡眠を減らしてしまい、ノンレムの浅い睡眠を増やしてしまいます。このため、睡眠の質が落ちてしまって熟眠感が薄れてしまうことがあります。, コンスタンの副作用について詳しく知りたい方は、コンスタンの副作用(対策と比較)をお読みください。, コンスタンは最高血中濃度到達時間が2時間、半減期が14時間の中間型抗不安薬です。効果時間は7~14時間ほどになります。抗不安作用は「普通~やや強い」です。催眠作用が中程度で、筋弛緩作用が弱いです。, コンスタンを服用すると、およそ2時間で血中濃度がピークになります。コンスタンはそこから少しずつ血中濃度が減っていきます。12時間かけてゆっくりと身体から薬が抜けて、血中濃度が半分になります。, この血中濃度がピークになるまでの時間を「最高血中濃度到達時間」、血中濃度が半分になるまでを「半減期」といいます。, 服用してから2時間して効果のピークがくるので、即効性が期待できる抗不安薬です。さらに半減期が14時間なので、1日たっても1/4は残っています。このため、毎日服用していると身体にたまっていきます。コンスタンを毎日服用したときの血中濃度の変化を考えてみましょう。, 飲み続けていると、あるところで均衡状態ができます。この状態を定常状態といいます。コンスタンでは3日ほど服用を続けると、定常状態に達します。このようなお薬なので、頓服としても効果が期待できますし、定期的に飲み続けていくと不安になりにくい土台もできていきます。, このようにどちらにも効果が期待できるため、コンスタンのような作用時間の抗不安薬は「中間型」に分類されます。, 実際の効果としては、服用して15分~30分くらいで出てきます。効果のピークは2時間くらいしてやってきて、効果はしばらく続きます。効果の持続時間は個人差があり、薬が効きやすい方と効きにくい方がいらっしゃいます。コンスタンの効果の持続時間は、およそ7~14時間といったところになります。, となっています。抗不安効果の強さは「中」となっていますが、もう少し細かく表現するならば「普通~やや強い」といったところでしょう。, コンスタンは、作用時間は中間型です。抗不安作用がしっかりとしているわりに、筋弛緩作用が弱いのが特徴です。, よく使われるベンゾジアゼピン系抗不安薬で、この2つのポイントを比較してみましょう。, まずは作用時間によってタイプがわかれています。作用時間は、ピーク(最高血中濃度到達時間)と半減期をみて推測していきます。, 短時間~中間型に関しては、即効性を期待して使うことが多いです。一方で超長時間型は、飲み続けていくことで全体的に落ち着かせる土台をつくるようなお薬です。長時間型はその中間に位置していて、即効性も期待できますし、飲み続けていくことで不安を落ち着かせていくこともできます。, 患者さんの不安の状態から、どの作用時間の抗不安薬が適切か考えていきます。その上で、作用の強さを比較して選んでいきます。, 短時間型では、デパス>>リーゼ>グランダキシンです。デパスは催眠作用が強く、睡眠薬にも分類されることがあります。また、筋弛緩作用も強いので、肩こりなどにも使われます。, 中間型では、レキソタン>ワイパックス≧ソラナックス/コンスタンです。いずれも抗不安作用が強く、不安の発作にも使われます。レキソタンは筋弛緩作用が強いのに対して、コンスタンは弱いです。, 長時間型では、リボトリール/ランドセン>セパゾン>セルシン/ホリゾンです。セルシン/ホリゾンには注射があります。服薬ができない時は、筋肉注射が効果的です。, 超長時間型では、レスタス>メイラックスです。このタイプは非常に作用時間が長いです。このため、副作用が一度出てしまうと抜けるのに時間がかかってしまいます。ですから、副作用の穏やかなメイラックスの方がよく使われています。, この他にも、抗不安薬はたくさん発売されています。頻度はかなり減りますが、服用されている方もいらっしゃるかと思います。それぞれのお薬の特徴を表にまとめましたので参考にしてください。, コンスタンは、抗不安薬の中でも効果は強い方です。できることならマイルドな薬から使っていた方がよいでしょう。例えば、リーゼなどのお薬を使ってみても効果が不十分な時に、コンスタンに変更していくべきです。ですが、明らかに不安や焦りが強くて、はじめからしっかりと抑えてしまった方がよい場合もあります。このような時は、コンスタンから使っていくこともあります。, また、コンスタンは筋弛緩作用が弱いお薬です。身体の緊張が強いときにはコンスタンは向いていません。例えば、肩こりや身体のこわばりがある方、緊張のあまりに声や身体がふるえてしまう方などには、デパスやレキソタンなどの筋弛緩作用が強い抗不安薬が向いています。コンスタンでは、身体の緊張よりも不安が目立つ方に向いています。, 薬は基本的には水で飲むものですが、噛み砕いてしまって吸収を早める方法(舌下投与)があります。この方法だと効果が早く現れるので、不安発作に使われることがあります。コンスタンは噛み砕くと苦いお薬なので、この方法には向きません。また、お薬を飲みこむのが苦手で噛んで服用している方には、向かないお薬です。, ◆ 元住吉こころみクリニック ◆